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シュークリームにはどんな種類がある?多種多様なシュー菓子をご紹介

2種類のシュークリーム

シュークリームにはどんな種類があるの?いろいろなシュー菓子をご紹介

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日本で昔から愛されている洋菓子、シュークリーム。実はシュー菓子は国によって様々な進化を遂げ、世界中で食べられているお菓子だということをご存じでしょうか。中には、呼び方や形、食べ方など私たちが知っているシュークリームとは別物と思えるようなお菓子もあります。そこで今回は、シュー生地を使ったさまざまなお菓子をご紹介します。

シュークリームってどんなお菓子?

お馴染みのシュークリームは、中が空洞に焼かれたシュー生地の中にカスタードクリームなどを詰めた洋菓子。本場フランスでは「chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)」と呼ばれています。シューはフランス語でキャベツの意味で、形が似ていることから名付けられたそう。詰めるクリームは、カスタードクリーム、生クリームの他、チョコレートクリームなど様々なバリエーションが存在します。

 

日本にシュークリームを伝えたのは、横浜の外国人居留地で洋菓子店を営んでいたサミュエル・ピエールというフランス人。彼のもとでフランス菓子の修行を積み、独立してお店を開く人も現れました。シュークリームのような生菓子が家庭でも食べられるようになったのは、冷蔵庫が普及した昭和になってから。

シュー生地を使ったいろいろなお菓子

シュー生地を使ったお菓子は、いろいろな国で食べられています。それでは、実際にどのような種類があるのか見ていきましょう。

エクレア

エクレアは、細長く焼いたシュー生地の中にクリームを絞り、上からフォンダンをかけたお菓子。語源はフランス語で「稲妻」を意味する「エクレール」です。シュークリームと並んで日本でも人気のお菓子ですよね。本場フランスではバニラ・チョコレート・カフェの3つのフレーバーが定番で、シュー生地は日本のものよりも固めに焼かれることが多いです。

パリブレスト

パリブレストはリング状のシュー生地を横半分にカットし、プラリネやモカクリームを詰めたお菓子。フランスのパリ市とブレスト市を結ぶ自転車レースを記念して、近隣の菓子店が考案したのが始まりと言われています。100年以上の歴史があるパリブレストは、現在ではフランス全土で愛される定番のお菓子。

サントノーレ

サントノーレは、パイ生地の上にプチシューを王冠状に並べ中にクリームを絞ったお菓子。2種類の生地をカラメルで接着し、クレーム・シブーストというクリームを絞った複雑なお菓子です。パリのルーブル美術館とオペラ座の間にある通りの名前サントノーレにあったパティスリーで作られたので、この名前が付いています。

ルリジューズ

「ルリジューズ」は、カスタードクリームを詰めた大小のシューを重ね、バタークリームを絞ったお菓子。ルリジューズは修道女という意味で、お菓子の形状は修道女の服装をイメージしたんだそう。パリではお馴染みの伝統菓子です。

クロカンブッシュ

「クロカンブッシュ」は、フランスでは結婚式に欠かせないお菓子。カラメルを接着剤として、小さなシューを円錐型に積み上げて作ります。名前の由来は、食べた時の音。

ペ・ド・ノンヌ

修道院発祥のお菓子「ペ・ド・ノンヌ」は、直訳すると「尼さんのおなら」。揚げたシューに砂糖をまぶしたお菓子で、「スピール・ド・ノンヌ(尼さんのため息)」と呼ばれることもあります。

クラプフェン

「クラプフェン」は、シューの祖先とも言われているドイツの揚げ菓子。ドイツではカーニバルの時期になると様々なバリエーションのクラプフェンが登場します。

フロッケンザーネトルテ

「フロッケンザーネトルテ」もドイツのお菓子で、薄く焼いたシュー生地と生クリーム、サワーチェリーを重ねたもの。フロッケンはドイツ語で雪のかけら、ザーネは生クリームのことを指します。

ゼッポレ

「ゼッポレ」はイタリアの父の日にあたる聖人サンジュゼッペの誕生日3月19日に食べられるナポリのお菓子。揚げたシュー生地にクリームやゼリー、粉糖などを乗せたペストリー菓子です。

いろいろなシュー菓子を試してみて

日本でポピュラーなお菓子であるシュークリームには、さまざまなバリエーションがあります。一つひとつのお菓子に歴史があり、進化していく過程も興味深いですよね。日本で手に入るものもあるので、見かけた際には召し上がってみてはいかがでしょうか。

北の菓子 菓風

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