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シフォンケーキとパウンドケーキの違いとは?歴史や豆知識もご紹介

アイシングがかかった2本のパウンドケーキ

シフォンケーキとパウンドケーキの違いとは?それぞれの歴史や豆知識もご紹介

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日本で幅広い年代に親しまれているケーキと言えば「シフォンケーキ」と「パウンドケーキ」。どちらも良く知っている洋菓子だと思いますが、この2つのケーキにはどんな違いがあるかご存じでしょうか。この記事では、シフォンケーキとパウンドケーキの違いにスポットを当てて、それぞれの歴史などもあわせて詳しくご紹介します。

シフォンケーキとは

ふわふわ食感のシフォンケーキ、実はどんなケーキなのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。こちらでは、いくつかの項目に分けて詳しくご紹介します。

シフォンケーキの由来

シフォンケーキの生地はきめ細かくフワフワしているのが特徴ですよね。シフォンケーキの「シフォン」は絹で織られた薄い布を指す言葉。“シフォンスカート”“シフォンブラウス”など、ファッション用語として聞いたことがある方もいると思います。シフォンケーキは空気をたくさん含ませたメレンゲを混ぜ込んで作るので独特の食感に仕上がることから、薄い絹織物「シフォン」が由来となっています。

シフォンケーキに穴が開いている理由

シフォンケーキの真ん中には必ず筒状の穴が開いています。これはシフォンケーキを焼く際、火の通りにくい中心部分までしっかり火を通すための工夫。真ん中までしっかり火を通すことであのフワフワ食感が生まれるのです。

ふわふわに仕上がる秘密とは

シフォンケーキには乳製品は入っておらず、代わりにサラダ油が入っています。さらに、しっかり泡立てたメレンゲを混ぜ込んで焼き上げます。口当たりがしっとりとした、シフォンケーキ特有のフワフワ感は、この2つがキーポイント。

パウンドケーキとは

パウンドケーキもまた日本でお馴染みのケーキですよね。こちらも項目ごとに見ていきましょう。

パウンドケーキの由来

パウンドケーキは英語で、「1ポンド(パウンド)」が由来。実はこのケーキ、小麦粉・バター・砂糖・卵の4つの材料をそれぞれ1ポンドずつ使って作るケーキなのです。覚えやすい分量なので、手軽に作れるホームメイドケーキとしても大人気。

パウンドケーキには別の呼び方もある

パウンドケーキに近いケーキは、フランスやイタリアにも存在します。フランスでは「カトル・カール」と呼ばれており、これは4分の4という意味。パウンドケーキと同じく4つの素材で作られています。イタリアでは「プルーム・ケイク」と呼ばれ、これは本来プラム入りのパウンドケーキを指す言葉なのですが、パウンドケーキ全体もこの呼び方で呼ぶそう。

パウンドケーキはリッチな味わいが魅力

パウンドケーキはシンプルな材料ながら、ベーキングパウダーなどを加えず素材の力で膨らませるケーキ。そのため、バターの風味がしっかりと感じられるリッチな味わいが魅力です。

シフォンケーキとパウンドケーキの違い

シフォンケーキとパウンドケーキは、同じような素材を使っているようですが、シフォンケーキにはバターが入っていません。つまり油脂素材が違うということ。また、卵白をしっかりと泡立てて生地に混ぜ込むシフォンケーキと違い、パウンドケーキはバターに砂糖を混ぜてしっかりと空気を混ぜ込んで生地を作ります。この作り方の違いが、食感の違いに表れているのです。

違いを知って味わいの差を楽しもう

ふわふわで口どけの良いシフォンケーキと、しっとりリッチな味わいのパウンドケーキ。どちらも魅力たっぷりのケーキですが、細かな違いがわかればより一層味わいの違いを感じることができます。ティータイムのケーキを選ぶのがますます楽しくなりそうですね。

北の菓子 菓風

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