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香港が発祥の屋台フード、「エッグワッフル」についてご紹介します。名前や形を変えながらも、世界中で愛されている話題のお菓子です。工夫の凝らされた可愛らしい見た目もSNS映えすること間違いなし。エッグワッフルの味やルーツなどを解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。

エッグワッフルとは

エッグワッフルとは香港のローカルスイーツで、一見すると鈴カステラがつながっているような可愛らしい見た目が特徴です。1950年代から香港やマカオを中心とした地域において「鶏蛋仔」（けいたんし。広東語でガイダンジャイ）と呼ばれ、広く親しまれています。その人気は”香港の人気屋台料理100選”で堂々の第1位に選ばれたこともあるほどです。今では日本においても、若い世代を中心に人気を集めている、話題のお菓子です。

エッグワッフルはどんな味？

注文してから作り始めるエッグワッフルは焼きたてでしか味わえない食感が魅力です。高温で焼き上げた後は水蒸気を飛ばすために、金網に乗せた状態で風を当てます。そうすることで、外はさくさくカリカリ、中はもっちりとした食感に仕上がります。やさしい甘さと卵の風味がおいしいワッフル生地は、どこか懐かしい味がすると評判です。

エッグワッフルと普通のワッフルとの違いは？

ワッフルにもさまざまな種類がありますが、ここでは、多くの人に親しまれているベルギーワッフルとエッグワッフルの違いを比較します。

最大の違いは、それぞれの形状です。ベルギーワッフルは凹凸のついた型で焼き上げるので、皆さんがワッフルと聞いて思い浮かべる、格子状の形に仕上がります。一方エッグワッフルは、たこ焼き器のような形状の丸い穴が並んだ方に生地を流して焼き上げ、鈴カステラのような見た目になります。大きさはエッグワッフルの方が大きく全体的にボリュームがあります。

また、エッグワッフルにはタピオカ粉を使用していることも多く、外の生地はさくさくカリカリ、中はがもちもちとした食感に仕上がっており、食べ応えは抜群です。またエッグワッフルは、その名の通り、卵の風味をふんわりと感じられます。同じ「ワッフル」と言っても、全くの別物と考えた方がよさそうですね。

エッグワッフルのバリエーション

元々は卵の風味をダイレクトに楽しめるプレーン味のみでしたが、今ではワッフル生地にもココア味や抹茶味、コーヒー風味や炭など、さまざまなフレーバーが登場しています。アイスクリームやフルーツを添えたメニューも豊富で、見た目も可愛いSNS映えするお菓子としても話題を集めています。

アイスクリームを、コーンの代わりにエッグワッフルで巻いた商品や、自分でオリジナルのトッピングができる、カスタムワッフルを楽しめるお店もあります。

エッグワッフルのルーツは？

1950年代には、台湾内ではすでに話題を呼んでいる人気のスイーツでした。つまりエッグワッフルは、70年もの歴史がある伝統的なお菓子です。

エッグワッフルの起源については、諸説あります。一説には、ひびが割れて売り物にならなくなった卵が無駄にならないように、屋台で働く行商人によって作り出されたと言われています。また、当時の香港では卵はぜいたく品だったので、卵なしの生地を使用したワッフルを作っていました。そこで卵不在の穴を埋めるべく、卵の形をした型で焼き上げたという話も有名です。

その後は、エッグワッフルのおいしさが話題を呼んで世界中に広がりました。NYではエッグワッフルをアレンジして「バブルワッフル」「パッフル」という名前で売り出した商品に注目が集まり、これらは日本にも上陸しています。エッグワッフルは日本でも話題のお菓子ですが、現状では、エッグワッフルを食べられるお店はそこまで多くないようです。

まとめ

いかがでしたか。話題のお菓子、エッグワッフルの魅力についてご紹介しました。外はサクサク、中はもちもちの食感をふんだんに味わうには、焼きたてを食べることをおすすめします。エッグワッフルを食べられるお店を見つけたら、ぜひチェックしてみてくださいね。