世界のクリスマスの過ごし方とは?各国の伝統的なお菓子も紹介
クリスマスの過ごし方は世界各国で違う!
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クリスマスは、今や世界各地で共通のイベントとなっていますが、本来はイエス・キリストの誕生を祝う日です。元々土着で行っていた祭礼と合わさってクリスマスを祝っているため、各国それぞれ過ごし方が違います。今回は、世界各国でのクリスマスの過ごし方とオリジナルのお菓子などについてご紹介します。
目次
【アメリカ】クリスマスツリーが必須アイテム
アメリカのクリスマスと言えば「クリスマスツリー」。本物のもみの木を準備して、クリスマスカラーに飾り付けを施します。家族みんながツリーの下にプレゼントを置くため、クリスマスツリーが必須アイテムなのです。アメリカの多くの家庭では、クリスマスにジンジャーブレッドでお菓子の家を作ります。ジンジャーブレッドとは生姜の入ったクッキーのことで、そのクッキーをアイシングで組み立てて、生クリームやチョコレートでデコレーションすれば完成です。
【イギリス】クリスマスは家族で過ごす日
イギリスでは、クリスマスは「家族で過ごす日」。首都ロンドンでは、クリスマスイブの早い時間に街全体が静まり返ってしまい、クリスマス当日はどこのお店も休みになります。イギリスではクリスマス当日と翌日の26日が祝日で、クリスマスの翌日から街中が賑やかになります。教会に寄付されたクリスマスプレゼントの箱を貧しい人たちのために開ける「ボクシング・デー」にちなんで、バーゲンが始まるからです。
そんなイギリスのクリスマススイーツは「クリスマスプディング」。11月の終わり頃から生地を作り、クリスマスまで熟成させてからブランデーをたっぷりとかけてフランベして食べる、お酒の風味が強いケーキです。
【ドイツ】期間限定のクリスマスマーケット
ドイツでは、期間限定のクリスマスマーケットが有名です。国内各地に、11月末から多くのお店が並びます。ドイツの厳しい冬を乗り越えるため、昔はクリスマスマーケットで多くの日用品を売買していたそうです。今ではきれいなイルミネーションで彩られて、グリューワインや焼いたアーモンドの香りが漂い、賑やかなマーケットとなっています。
ドイツの伝統的なクリスマススイーツは「シュトーレン」。ブランデー漬けのドライフルーツが入った生地に、粉砂糖をたっぷりまぶしたお菓子で、11月末から少しずつカットして食べながら、指折り数えてクリスマスを待つそうです。
【フランス】1年の中での重要イベントの一つ
クリスマスはフランス語では「ノエル」と呼び、誕生を表す言葉が使われています。通常、フランスのお店は日曜日が休日のところがほとんどですが、クリスマスシーズンだけは営業するほど、クリスマスはフランスの重要なイベントの一つです。フランスのクリスマスにも、アメリカと同じく本物のもみの木でクリスマスツリーを飾り付けします。このツリーは、翌年の1月6日に行われる「公現祭」まで飾っておきます。
フランスのクリスマススイーツは、クリスマスの木という意味の「ブッシュドノエル」。フランスの伝統的なお菓子の一つで、丸太をイメージして作ったケーキに、メレンゲで作ったキノコとシュガーパウダーが添えられます。
【ロシア】クリスマスのお祝いは1月7日
ロシアでは、クリスマスのお祝いは1月7日に行います。その理由は、1917年まで「ユリウス暦」を使っていたためで、現在の暦と比べて13日のズレがあるからです。ロシア正教会では、ユリウス暦で祝祭を行っていて、クリスマスもユリウス暦に則って行っているのです。ロシアには、サンタクロースの代わりに「ジェド・マロース」と呼ばれる青い衣装を着た長いひげのおじいさんと、雪娘を意味する「スネグラーチカ」と呼ばれる女の子が登場します。
ロシアの伝統的なクリスマススイーツは「クチヤー」。小麦やはちみつ、ドライフルーツ、ベリー、ケシの実などで作るお粥状のもので、ロシア正教会での儀礼食とも言われています。
【オーストラリア】真夏のバーベキューが定番
オーストラリアのクリスマスは真夏。ちょうど夏至の頃になるため、外でバーベキューをするのがクリスマスの定番です。日照時間が長いことも理由なのか、他の国々と比べて、クリスマスのイルミネーションはとても控えめです。オーストラリアの定番スイーツは「パブロヴァ」。クリスマスのテーブルには、メレンゲの上に生クリームや色とりどりのフルーツを乗せたお菓子が並んでいます。
世界の伝統的なお菓子を楽しみながらクリスマスを過ごそう
今回ご紹介した通り、クリスマスの過ごし方は世界によってさまざまです。しかしながら、伝統的なお菓子を楽しみながらクリスマスをお祝いして過ごすのは、どこも変わりません。日本で定番のクリスマスケーキも良いですが、たまには他の国のクリスマススイーツを準備して、クリスマスを過ごしてみませんか。
北の菓子 菓風
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