ゼリーとジュレの違い|日本での使われ方は?
ゼリーとジュレの違いを解説|デザート以外にも?
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気軽に手作りもできる「ゼリー」とおしゃれな料理のイメージが強い「ジュレ」。二つの違いはなんでしょうか?言語の違いから生まれた呼び方の変化について解説します。デザート以外にも使えるゼリーやジュレのレシピも紹介しているので、ぜひチャレンジしてみてください。
目次
ゼリーとジュレの違いは言語
プルンとした見た目と透明感が特徴なゼリーやジュレ。夏の定番デザートであり、料理にも使われます。ところで「ゼリーとジュレは同じもの?」と疑問に感じている方のために、二つの違いについて説明しましょう。
ゼリーは英語
ゼリーは英語で「jelly」。フランス語の古い言語が借用されて出来た言葉です。日本ではゲル化剤を使って凝固したデザート全般をゼリーと呼んでいます。原料や作り方両面から見てもジュレとの差はほとんどありません。
ローマ時代には煮こごり料理に「ゼリー」という言葉が使われていたこともあり、古くから料理やデザートの名称として選ばれてきた歴史のあるものといえます。18世紀後半からはフランス菓子に用いられ始めたので、現代ではゼリー=デザート・菓子のイメージが定着しているのです。
ジュレはフランス語
ジュレはフランス語の「geler」(凍らせる)の過去分詞系をカタカナにしたものです。本来は「凍らせたもの」がジュレの語源であり、今でもイタリアでは凍らせたお菓子をジュレと呼んでいます。しかし、最近の日本では「お洒落に聞こえる」という理由でゼリーの代わりにフランス語の「ジュレ」を使っているようです。
ジュレとゼリーを使ったレシピ3選
ハードルが高そうなジュレですが、別名「ゼリー」だと分かれば普段の料理で使ってみたくなります。華やかでおしゃれな見た目にしてくれるジュレを使ったレシピを3種類集めましたので紹介しましょう。ぜひ、特別な日の食事やパーティなどで使ってみてください。
ジュレポン酢かけしゃぶしゃぶ
<材料>
- 豚肉:160g
- きゅうり:2/3本
- レタス:3枚
- ポン酢:40ml
- だし汁:100ml
- 粉ゼラチン:3g
- 耐熱容器にだし汁とポン酢を入れる
- 粉ゼラチンをふり入れて1分置く
- 電子レンジで1分加熱して混ぜる
- 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす
- 鍋に湯を沸かししゃぶしゃぶを作る
- きゅうりを千切りにする
- レタスを一口サイズに切る
- 野菜としゃぶしゃぶを盛り付けて、ジュレをかける
皿の底にたまりがちなドレッシングやたれはジュレにして、見た目華やかで食べやすい料理にしましょう。粉ゼラチンを入れたら1分ほど置くことで、ポン酢に馴染んで綺麗なジュレが作れます。
いちごのジュレかけ
<材料>
- いちご:8~10粒
- 粉ゼラチン:2.5g
- 水:大さじ2
- 砂糖:大さじ4
- 白ワイン:大さじ1
- 水:100ml
- レモン汁:大さじ1
- ミントの葉:適量
- いちごのへたをとり、半分に切る
- 粉ゼラチンを水と混ぜ合わせ、ふやかす
- 鍋に砂糖・白ワイン・水・レモン汁を入れて煮立たせる
- 火を止めて2を入れて溶かし、粗熱をとる
- 冷めたらバットに流し入れて冷蔵庫で固める
- いちごを器に盛りつけ、ジュレをフォークで崩しながら乗せる
- ミントの葉を飾ったら完成
白ワインを使ったジュレをイチゴにかけることで、芳香な香りが漂う大人なスイーツになります。甘さが足りない時はホイップをつけるのがおすすめです。
クリームソーダゼリー
<材料>
- ゼラチン:7g
- 水:大さじ3
- メロンシロップ(かき氷用):100cc
- 炭酸水:250cc
- ナタデココ:適量
- バニラアイス:適量
- 好みのフルーツ(缶詰でもOK):適量
- ゼラチンと水を混ぜ合わせて10分間おく
- 600Wのレンジで20分置く
- メロンシロップと炭酸水を静かに混ぜ合わせる
- 3に1をゆっくり入れて静かに混ぜる
- カップにナタデココを入れる
- カップに4を入れてラップをして冷蔵庫で冷やす
- フルーツやバニラアイスを乗せて完成
夏の暑い時期にピッタリの華やかゼリーデザート。カップの底にあるナタデココが涼しさを感じさせてクリームソーダを作るときやゼラチンと合わせるときには炭酸が抜けたり、泡立ってあふれ出ないように注意してください。
ゼリーとジュレの違いを知って料理に取り入れてみよう
ゼリーとジュレには大きな違いがありません。どちらも日本ではゼラチンなどの凝固剤を使って固めたデザートや料理の名前として使われています。本来は凍らせたデザートが意味であるジュレ。フランス本場の「ジュレ」を食べてみたくなりますね。また、自宅で気軽に挑戦できるジュレレシピをぜひ試してみてください。
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