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アイスクリームとソフトクリームの違いって何?ポイントは温度だった

アイスクリームとは違うソフトクリーム

アイスクリームとソフトクリームの違いが知りたい!温度や細かな分類まで詳しくご紹介

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夏のデザートの定番、「アイスクリーム」と「ソフトクリーム」。ソフトクリームは家では食べられないけれど、アイスクリームはコンビニなどでも気軽に買うことができますよね。しかし、この2つの違いは何なのかはっきりと答えられる方は意外と少ないのではないでしょうか。そこで今回は、アイスクリームとソフトクリームの違いについて、温度や分類まで詳しくご紹介します。

アイスクリームとソフトクリームの違いは温度だった

アイスクリームとソフトクリームの違い、それはずばり温度です。この2つの主な原料や作り方はほとんど同じであるにも関わらずソフトクリームが柔らかくアイスクリームが固いのは、アイスの方が温度が低い状態で保管されているから。アイスクリームは製造された後、‐30℃以下で急速冷凍され、その後-25~-30℃で保管されたもの。販売する時も-18℃以下で売られているので、固さが全然違うのです。一方ソフトクリームの製品温度は-5~-7℃。出来立てをそのままの温度でいただくので、とろけるような柔らかさなのです。

アイスクリームは4種類に分けられる

ひと口にアイスと言っても実は種類があり、大きく分けると「アイスクリーム類」と「氷菓」に分類されます。さらに、アイスクリーム類は乳固形分と乳脂肪分が含まれる量によって「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」の3種類に分けられます。そしてここに入らないものが「氷菓」。ちなみにシャーベットは氷菓に分類されます。

含まれる乳脂肪分によってコクに違いが出る

アイスは、含まれる乳固形分と乳脂肪分の量によってコクに違いが出ます。含有量の違いは以下の通り。

 

・アイスクリーム…乳固形分15.0%以上、乳脂肪分8.0%以上。コクがある。

・アイスミルク…乳固形分10.0%以上、乳脂肪分3.0%以上。牛乳と同じくらいの栄養がある。

・ラクトアイス…乳固形分3.0%以上。脂肪分は植物性脂肪が多く使われあっさりした味わい。

 

乳固形分と乳脂肪分が多く含まれるものは、栄養価が高くコクがあります。味わいも濃厚。逆に含有量が少ないものは、さっぱりとした味わいが魅力です。乳固形分3.0%未満のものはシャーベット状になるため、氷菓として分類されます。さっぱりしたい時は氷菓やラクトアイス、濃厚な味わいを求めるならアイスクリームが最適ということですね。

ジェラートはアイス?

アイスの中にはジェラートもありますが、これはどこに分類されるかというと「アイスミルク」。ジェラートの乳脂肪分は5%前後なので、アイスクリームほど濃厚ではなく、コクがあるけれどアイスクリームに比べてカロリーが控え目なのが特徴です。ちなみに製品温度はソフトクリームよりも低めに設定されているのだそう。

「ソフトクリーム」は海外では通じない

ちなみに「ソフトクリーム」という名前は和製英語です。海外でソフトクリームと注文しても、“柔らかいクリーム”と解釈されて、ハンドクリームなどと間違えられてしまうそう。英語でソフトクリームは「soft serve ice cream」と言います。

違いを知って冷たいデザートを美味しく食べよう

ひんやりデザートの代表アイスクリームとソフトクリームの違いは、製品温度がポイント。また、アイスクリームは乳固形分と乳脂肪分によってコクや味わいが変わってきます。ミルクの濃厚なコクを楽しみたい時はアイスクリーム、さっぱりしたい時はラクトアイスや氷菓というように気分によって選ぶのがおすすめ。購入する際はぜひチェックしてみてくださいね。

北の菓子 菓風

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