田代製菓

餅の和菓子の種類とは?代表的な餅菓子や郷土名物の餅菓子をご紹介

3種類の饅頭

餅菓子の種類について

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せんべいや羊かんなど、数ある和菓子の中でも人気が高い「餅菓子」。もちもちした独自の食感が大好きという人も多いでしょう。一口に餅菓子と言っても、その種類は非常に豊富で、メジャーなものだけでも十数種類、さらに各地方に伝わる郷土菓子も合わせると、数十種類にもなります。そこで今回は、餅菓子について、その定義や代表的な餅菓子、郷土名物の餅菓子をご紹介します。

餅菓子とは?

餅菓子とは、「もち米」や「うるち米」といった米や、葛(くず)やわらびなどからとった「デンプン」から作られる生菓子のことです。大福やぼた餅など、あんこと合わせることが多いですが、中にはういろうや素甘(すあま)のようにあんこを合わせないものもあります。

代表的な餅菓子の種類

非常に多くの種類がある餅菓子ですが、その中でも代表的な餅菓子として「大福」、「柏餅」、「桜餅」、「おはぎ」、「ちまき」が挙げられます。それぞれ詳しく見てみましょう。

大福

古くから日本のおやつとして人気がある大福。大福の歴史をひも解くと、そのルーツは室町時代の「鶉(うずら)餅」にたどり着きます。当時、鶉餅は非常に大きく、たっぷりの塩あんこが詰め込まれたものでした。なぜ塩あんだったのかというと、当時は砂糖は高級品で、簡単に口にできるものではなかったからです。

 

鶉餅は、食べればたちまちお腹がいっぱいになったことから「腹太(はらぶと)餅」、「大腹(だいふく)餅」とも呼ばれていました。江戸時代に入り、砂糖を使ったあんこ入りの大福が売り出されると、甘くておいしいと大ヒット。「大腹餅」の「腹」を、縁起が良い「福」の字に変えて、「大福餅」となったのです。

フルーツ大福

1980年代になると、それまでの大福のイメージを大きく破る「いちご大福」が登場します。甘い大福にフルーツの酸味が加わることで、大人気を博しました。最近では定番のいちごの他に、みかんやマスカット、メロンなど、様々な種類のフルーツ大福が誕生しています。

柏餅

端午の節句に食べられる「柏餅」。名前にもあるように、柏の葉で包んであることが大きな特徴です。なぜ端午の節句に食べるのかというと、柏の木は葉を落とすことがないので、子孫繁栄の意味があり、縁起物とされているからです。

桜餅

桜餅は塩漬けにした桜の葉であんこを包んだ餅生地を挟んだ和菓子です。実は桜餅には関東風と関西風のものがあり、それぞれルーツや材料、見た目が異なります。しかし、最近では関東風の桜餅はほとんど見かけられなくなり、関西風のものが中心となっています。

おはぎ

おはぎは他のまんじゅうや大福とは異なり、餅をあんこで包んだ和菓子です。おはぎに似た菓子として、ぼたもちが挙げられますが、実はおはぎとぼたもちは同じ菓子です。秋に食べる際はおはぎと呼ばれ、春に食べる際はぼたもちと呼ばれます。ではなぜ名前が変わるのかというと、それぞれの季節に見頃となる植物に合わせるためです。春は「牡丹」が見頃なので、「ぼたもち」に、秋は「萩」が見頃となるため、「おはぎ」と呼ばれるようになりました。

ちまき

ちまきは中国から伝わってきた餅菓子です。餅を笹で包んで、蒸すか茹でて食べます。ちまきは日本では甘い味付けで作られますが、本場の中国や台湾では肉や卵を混ぜ込み、お菓子というより軽食として食べられています。

郷土名物の餅菓子の種類

餅菓子は各地域に伝わっている、その土地ならではの物も多くあります。その中でも全国的に有名な郷土名物の餅菓子を見てみましょう。

 

  • 秋田:バター餅
  • 東京:羽二重団子、葛餅
  • 愛知(名古屋):ういろう
  • 岐阜:みたらし団子、五平餅
  • 静岡:安倍川餅
  • 福井:羽二重餅
  • 京都:あぶり餅
  • 奈良:大仏餅、わらび餅
  • 鹿児島:高麗(これ)餅

餅菓子の種類はたくさん!食べ比べてみよう

餅菓子の種類は非常に豊富で、全国的に知られている餅菓子の他、各地域に伝わる郷土名物の餅菓子も合わせると数十種類にも上ります。また、同じ餅菓子でも地域によって味付けに違いがある場合があるので、旅行の際に食べ比べてみるのも面白いでしょう。

 

「北の菓子 菓風」でも、自慢のいちご大福や和菓子を取り扱っております。その他オムレットやプリンなど洋菓子も御座いますので、当店にしかない味をぜひご賞味ください。

北の菓子 菓風

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和・洋とりまぜた新しいお菓子を通じて、世代を超えた家族の団欒・笑顔の場を提供します。

屋号 有限会社 田代製菓
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