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クリーム大福っていつからあるの?起源・歴史を辿ろう

クリーム大福

クリーム大福の起源と歴史

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もちもち食感と濃厚でまろやかな味わいがたまらない「クリーム大福」。そんなクリーム大福がいつ、どこで生まれたのか気になったことはありませんか?そこでこの記事では、クリーム大福の起源を紹介します。大福の歴史も辿りますので、気になる方はチェックしてみてください。

クリーム大福とは?

クリーム大福とは、その名の通りクリームの入った大福のことです。そもそも大福は小豆でできた餡を餅で包んだ和菓子のことですが、クリーム大福には餡の代わりにクリームが入っているものと、餡とクリームの両方が入っているものがあります。またクリームと言っても、ホイップクリームからとろっとした生クリーム、カスタードクリーム、チョコクリームまでさまざま。さらに、クリームと一緒にフルーツやジャムが入っているものもあります。

クリーム大福の起源

クリーム大福が広く知られるようになったのは、昭和の終わり〜平成初期の1980年頃だと言われています。当時は洋菓子もすっかり家庭に普及しており、和菓子と洋菓子の境界がなくなってきた頃でした。そんな中で、大福も日本各地で洋風にアレンジされるようになり、クリームを入れるお菓子屋さんが生まれたようです。正確な起源となるお店は分かっていませんが、昭和54年(1979年)から「生クリーム大福」を販売している静岡県島田市の「龍月堂」がはじまりではないかという説もあります。

「大福」の歴史

そもそも、大福そのものや「いちご大福」をはじめとした他のアレンジ大福は、いつ頃生まれたのでしょうか?ここからは「大福」の歴史を紹介します。

大福の発祥は江戸時代

大福の発祥は、江戸時代に遡ります。一説によると、当時食べられていた大きくて塩味の「鶉餅(うずらもち)」を、1771年に江戸・小石川のおたよという名の未亡人が、あんこを砂糖で甘くして売り出したのが起源だと言われています。

 

その餅は腹持ちが良いため「腹太餅(はらぶともち)」や「大腹餅(だいふくもち)」と呼ばれて人気に。やがて、佳字に変えて「大福餅」になりました。江戸時代中期には焼きながら売り歩く大福がブームにもなったようです。しかし、砂糖は贅沢品だったため、大正時代頃までは塩味の大福餅もよく食べられていました。

昭和60年前後にはバリエーション豊かに

クリーム大福が生まれた1970年代(昭和45年〜)に、すでに大福のアレンジは始まっていました。バターを入れたりコーヒー風味にしたりして販売する地域が出てきていたのです。また、1980年代(昭和55年〜)にはいちご大福が登場し、1988年(昭和63年)には宮崎県宮崎市の名物和菓子の、つぶあんの中に栗、イチゴ、クリームチーズが入った「なんじゃこら大福」が販売されはじめました。

平成末期ごろからフルーツ大福がブーム!

愛媛県の和菓子屋さんで「みかん大福」が生まれたほか、メロン大福、キウイ大福、パイン大福、ぶどう大福、桃大福など、徐々に種類が豊富になっていったフルーツ大福。その美味しさからスイーツとして人気になっただけでなく、断面がおしゃれで写真映えするとしてSNSでも話題になり、ブームとなりました。フルーツとクリームを合わせた「生クリームフルーツ大福」も人気です。

意外に古い歴史・起源を持つクリーム大福をぜひお試しあれ

クリーム大福の起源と、大福の歴史を紹介しました。和と洋の融合した新しいスイーツというイメージもあるクリーム大福ですが、意外にも昭和54年ごろから販売されている、古い歴史を持つお菓子でした。いちご大福と同じころからあったという点も、意外だと感じた方が多いのではないでしょうか?フルーツ大福はフルーツの酸味と大福の甘みの組み合わせが絶妙ですが、ふんわり濃厚なクリーム大福もぜひお試しください!