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いちご大福がしゅわしゅわ、ピリッとする理由とは?酸味を抑える方法も

半分に切ったいちご大福とたくさんのいちご

いちご大福がしゅわしゅわ、ピリッとする現象について

この記事を読むための時間:3分

春の人気の和菓子と言えば、「いちご大福」ですよね。ジューシーないちごの果肉に甘いあんこ、もっちりとした皮の食感がたまりません。そんな人気のいちご大福ですが、食べると「しゅわしゅわした」、「舌がピリピリした」という感覚を味わったことがある人は多いのではないでしょうか。

 

今回はいちご大福を食べた際に、しゅわしゅわ、ピリピリする理由と、しゅわしゅわ感を抑える方法をご紹介します。「いちご大福は好きだけど、あの強い酸味や刺激が苦手」という人は、ぜひ試してみてくださいね。

いちご大福がしゅわしゅわ、ピリッとする理由とは?

いちご大福にしゅわしゅわ感や強い酸味があると、「傷んでいるいちごを食べてしまったのでは?」と心配になる人もいるでしょう。しかし、このしゅわしゅわは、いちごから自然に発生する炭酸ガスです。食べても人体への悪影響はありませんので、安心してくださいね。いちごが炭酸ガスを発生させるメカニズムを詳しく見てみましょう。

自然に発生する炭酸ガス

いちごは、自身が持つ糖分を分解して、水と炭酸ガスを作りだす自己代謝をします。この炭酸ガスは、炭酸飲料などに含まれるものと同じであるため、食べても安心なのです。

いちご大福は餡が発酵する条件を備えている

いちご大福がしゅわしゅわする理由は、いちごから発生する炭酸ガスです。しかし、「スーパーに売っている普通のいちごはしゅわしゅわしないけど?」と疑問に思う人もいるでしょう。

 

なぜいちご大福のしゅわしゅわ感は強いのかというと、いちご大福はあんこや餅で包まれているので、炭酸ガスが外に出ることができず、いちごに蓄積するからです。さらに、あんこの糖分と酵母がいちごの発酵を促す最適な条件を満たしており、アルコール発酵しているため、しゅわしゅわ感が増しているのです。

いちご大福のしゅわしゅわを抑える方法

いちご大福のしゅわしゅわ感を抑える方法は「出来立てを食べる」、「刺激を与えない」、「冷蔵庫に保管する」の3つです。

なるべく出来立てを食べる

いちご大福のしゅわしゅわ感を抑えるためには、大福の中に炭酸ガスがあまり溜まらないうち、つまりなるべく出来立てを食べることが重要です。

刺激を与えないようにする

いちご大福を取り扱う際は慎重に扱い、あまり刺激を与えないようにしましょう。なぜならば、いちごは繊細なフルーツであるため、刺激が加わることで傷みやすくなってしまうからです。

冷蔵庫に保管する

発酵は温かい環境で早く進みます。そのため、いちご大福は冷蔵庫で保管するようにしましょう。ただし、冷やし過ぎると餅が固くなってしまいます。春~秋ならば冷蔵庫の野菜室が最適です。冬場であれば、玄関先などの冷える場所でも構いません。冷蔵庫や涼しい場所に置いていても、いちごの炭酸化・発酵は進みます。そのため、「涼しい場所に置いてあるから、長持ちする」というわけではありません。なるべく早めに食べるようにしましょう。

いちご大福がしゅわしゅわするのは炭酸化とアルコール発酵しているから

いちご大福を食べるとしゅわしゅわしたり、舌がピリピリしたりする理由は、いちごが炭酸化しているからです。さらに、あんこの糖分と反応してアルコール発酵もしているため、他のいちご菓子と比べてもしゅわしゅわ感が増すのです。いちご大福のしゅわしゅわ感を抑えるためには、炭酸化と発酵が進む前に食べること。いちご大福を購入した際は、なるべく早めに食べるようにしましょう。

 

もし、食べるまでに時間が空いてしまう場合は、発酵を進めないためにも刺激を与えず、冷蔵庫に保管しましょう。ただし、冷蔵庫の温度では冷えすぎて餅が固くなってしまうため、野菜室に入れるのがベストです。

 

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