日本のチーズケーキは3種類の作り方に分けられる

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最近では、日本でもさまざまな種類のチーズケーキが食べられるようになりましたが、実際にはどのようなものがあるのか知っていますか。大きく分けて3種類の作り方があり、冷やして固める「レア」と、焼いて固める「ベイクド」、湯煎で蒸し焼きする「スフレ」になります。今回は、日本で買うことができるチーズケーキのうち、名前を良く耳にする種類のものについて、詳しくご紹介していきます。

日本にあるチーズケーキの種類について

種類が豊富なチーズケーキは、その日の気分で選ぶことができるのも魅力の一つです。さまざまなバリエーションが楽しめるチーズケーキの中で、一般的に日本で食べられている種類は次の5つになります。

レアチーズケーキ

レアチーズケーキは、クリームチーズと生クリームなどを混ぜあわせた生地を冷やし固めて作ります。海外では、火を使わずに作るため「No-Bake Cheesecake」という名前で呼んでいます。酸味の爽やかさと、しっとりとした口当たりを特徴とするケーキです。ゼラチンを使って形を整えたタイプもありますが、ゼラチンが入っていないタイプだと、ふるふるとしたプリンのような食感を楽しむことができます。

ベイクドチーズケーキ

ベイクドチーズケーキは焼いて固めるチーズケーキの総称のことで、作り方に「焼く」手順が含まれているチーズケーキ全てが含まれます。北米やヨーロッパでは、ベイクドチーズケーキのことを「チーズケーキ」と呼んでいます。中世ポーランドのポドハレ地方の「セルニック」というお菓子が、ベイクドチーズケーキの元祖です。「セルニック」とは、ポーランド語でチーズケーキのことで、現在でもポーランドのチーズケーキはセルニックの名で販売されています。

ニューヨークチーズケーキ

ニューヨークチーズケーキは、見た目も味も、ポピュラーなベイクドチーズケーキとほとんど違いはありません。もともとニューヨークチーズケーキにははっきりとした定義がなく、ニューヨークチーズケーキとチーズケーキ、どちらの名前にするかは作り手次第とも言えます。

バスクチーズケーキ

バスクチーズケーキは、2019年頃から日本で人気が出始めました。スペインのバスク地方の街サンセバスチャンにあるバルで提供されているチーズケーキを、真似して作られたものです。バスク地方のチーズケーキ、というところから「バスクチーズケーキ」という名前になったのです。

チーズテリーヌ

チーズテリーヌと呼ばれるチーズケーキは、日本で2019年頃から耳にするようになりました。2020年10月に、大手コンビニチェーンで「チーズテリーヌ」という名が付いたコンビニスイーツが販売されて、この名前が一般的になりました。チーズテリーヌは、ショコラテリーヌのチーズ版というイメージで、はっきりとした定義はありません。

スフレチーズケーキ

スフレチーズケーキは、湯煎焼きにして固めて作るチーズケーキのことを言います。ふわふわとしっとりの中間の柔らかな食感が楽しめるのが特徴です。日本が発祥とする説が有力であり、海外ではスフレチーズケーキを「ジャバニーズチーズケーキ」という名前で呼んでいます。ベイクドチーズケーキよりもカロリーが低いのも魅力の一つで、ダイエット中の方でも安心して食べられます。

チーズタルト

タルト生地の上にチーズケーキが乗っているタイプは、チーズタルトと呼ばれるようになりました。タルト生地の上にベイクドチーズケーキを乗せたものが一般的ですが、レアチーズケーキや、ベイクドとレアの両方を乗せているタイプもあります。

2層のチーズケーキ

異なる2種類のチーズケーキを重ねて作られた、2層のチーズケーキも人気があります。最も一般的なタイプはベイクドの上にレアを重ねたもので、「ドゥーブルフロマージュ」と呼ばれるチーズケーキが当てはまります。そのほかには、ベイクドにスフレを重ねたタイプや、レアとスフレを重ねたり、レアを2つ重ねたものなど、1個のケーキでで2種類のチーズケーキが楽しめる贅沢な一品とも言えます。

いろいろな種類のチーズケーキを食べ比べてみよう

バリエーションが豊富であり、さまざまなタイプのチーズケーキを楽しむことができるのも、魅力の一つです。使う材料や作り方一つで味も食感も異なるので、チーズケーキを食べ比べてみて、自分のイチオシを見つけてみてください。